サカグチデザインオフィス

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最近生成AIを触ったこと所感(Stable Diffusion)

生成AIが賑わってきてここ最近ずっと触っていたので所感まとめてみたいと思います。今回は画像生成AIのStable Diffusionです。

Stable Diffusionの可能性(WEB制作まわり)

Stable Diffusionは画像生成AIです。23億枚もの画像を学習データに使用しているという噂で、もともとどの画像を学習データに使用したのかわからないブラックボックスが問題になっています。

ただこれも学習データのブラックボックスが解消されればかなり使えるというか、標準になりそうな感じをすでに見せているので、触ってみることにしました。

同じような画像生成AIでMidjourneyもありますが、何となく半年前くらいに両方試した当時はMidjourneyがイラストっぽさというか映画のトーンっぽいのがあるのに対して、Stable Diffusionがよりリアルな画像に近いから良いかなと思ったのでStable Diffusionにしました。(当時なので今はどうかはわかりません)

なぜならWEB制作まわりに置いて、より思い通りでリアルな画像素材が作れたり、いくつものデザイン案を作れたら嬉しいなと思ったからです。

Stable Diffusionの品質

一番最初に作ってみたのは東京の風景でした。いくつか変なものも混じっていましたが、マシなものとして以下のようなものがでてきました。

一見悪くはないんですよね。でもよく見てみると、ややイラストっぽいかなー。あと謎タワーが東京じゃないなー、と思ったり。あと画像を拡大するとビルがグニャってたりします(遠目からみれば良いんですけど)。

これをやったのが半年ほど前。じゃあ今はどうでしょうか。最近やってなかったのですが、バージョンがSDXL1.0となって新しくなったようなので再び試してみました。

細部がだいぶ良くなりました。先ほどよりかはイラストっぽさは抜けて写真らしくなりました。タワーは相変わらずですが笑。大きな画像で使用するのは厳しそうですが、ちょっとしたイメージを差し込みたい時などには使えそうです。

ただし、これらを出力するまでに結構時間がかかったりプロンプトを探ったりしていたら結局は画像を探したりするのと時間はさほど変わらない気はします。

メリットとしては他には無いもの、というオリジナリティができるところでしょうかね。そういう意味では大きなメリットです。また、人のモデル生成に関しては少し粗さが目立つのでバージョンアップに期待したいところです。

デザイン案の可能性

最近、映像制作のWEB制作させて頂いた際に、お客さんとイメージの方向性を合わせる目的でStable Diffusionを使ってみました。

なかなか良い感じですよね。ここからアイデアも参考にしたりして結果スムーズに制作ができました。その際の制作物をリンクしておきます。映像制作会社クロステリア

これから制作する際には取り入れやすいですし、デザインアイデア出しにも使えるので、質は間違いなく上がるのではないでしょうか。

まとめ

以上Stable Diffusionについて見てきましたが、今後のWEB制作を含めかなり制作自体が変わってくるのではないかと思います。より制作がスムーズになってみんな笑顔で制作が進むと良いですね。