「WordPressは検索エンジンに有利」の誤解
2013.08.21更新
「WordPressは検索エンジンに有利」だと紹介される方がいますが、それだけだと少し誤解を招く可能性があります。
WordPressにすれば検索から集客が出来るというわけではありません。
集客のために安易にWordPressに移行しようと考えているなら、その前に一度確認しておかなければならないことがあります。
SEOを正しく設定できているWEBサイトならWordPressにしても結果は変わらない
SEOの正しい知識を持って制作されたWEBサイトであれば、WordPressと同様に最適化がされています。なのでWordPressにしても結果は変わりません。
自分の経験上では、いくつかのHTMLベースのWEBサイトをWordPressに移行して状況を見たこともありますが、移行しただけで集客数が上がったことはありません。
もし現状のWEBサイトがSEOの知識の無い人が制作したものだったり、SEOの設定が疑わしいという場合なら、移行するだけで集客数が改善される可能性があると思います。
SEOが正しく設定されているかを判断するために、まずはSEOの正しい知識を持つ
もし今お持ちのWEBサイトがSEOを正しくされているか判断が付かない場合には、SEOの正しい知識を持つことからはじめてみるのはいかがでしょうか。下記を読むだけでも気づくことがあるかもしれません。
WordPressにはSEOを正しく設定できる土台が用意されているということ
あくまで「WordPressにはSEOを正しく設定できる土台がある」ということなので、WordPressにした後に何をするのか、何が出来るのか、ということが大事になります。
SEOに時間を割けないならWordPressに移行しないほうが良い
前述のようなSEOの知識が無い人が制作したり、疑わしいWEBサイトであればWordPressに移行したほうが良いです。ただ移行した後に全くWEBサイトに時間を割けないようならしないほうがマシだと思います。
特にHTMLベースのWEBサイトならWordPressにして表示速度が悪化すれば明らかにSEOとしてはマイナスです。それ以外にもWordPressの維持管理費が高くなる場合もあります。
もし更新に時間を使ってページを増やしたり、SEOができる時間があれば、WordPressに移行することをオススメします。
SEOにおける、WordPressに移行するメリット
ちなみにWordPressに移行することで得られるSEO上のメリットは下記のような点があります。
- ページごとにnoindexなどのメタタグの詳細設定が容易 → HTMLベースは手間がかかる、WEBサービスだとできない場合もある
- sitemap.xmlファイルを自動生成 → HTMLベースだといちいち作る必要がある
- ページをキャッシュしての高速化 → HTMLベースなら良いがWEBサービスやプログラムしていると困難な場合もある
- タイトル設定などの自動化と管理のしやすさ → HTMLベースだと手間がかかる、WEBサービスだとできない場合もある
- 更新がしやすいのでページを増やしやすい → HTMLベースだと専門知識が必要なので依頼する必要がある
まとめ
- SEOが正しくされているWEBサイトならWordPressに移行しても集客は改善せず、その後の対策が重要
- SEOの知識が無い人が制作したり、SEOが疑わしいWEBサイトであればWordPressに移行するメリットがある
- SEOが正しく設定されているかの判断が付かない場合にはまずSEOの正しい知識を持つ
- WordPressにすればSEOが正しく設定できる土台ができる
- WordPress移行後にSEOに時間を割けないなら移行しないほうが良い
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