WEBサイト発注のトラブルを避ける!制作会社を見極めるポイント(2012年8月版)
2012.08.25更新
WEBサイト発注後にトラブルにならないよう、制作会社を見極めるポイントとして、失敗ケースをもとにご紹介します。ちなみに受注&発注両方の経験(制作会社内外含む)がある私の体験をもとにしています。
※もちろん全ての制作会社さんに当てはまるわけではありません。(なお、該当する制作会社さんにはがんばれという意味も込めています。)
【失敗ケース その1】制作実績のデザインとは全く違うレベルのデザインが出てきた
WEBサイトの制作実績で気に入ったデザインを見つけてその制作会社に発注しても、必ずしも気に入ったデザインを担当したデザイナーが作ってくれるとは限りません。
経験が少ないデザイナーが担当するケースもあります。こんなはずではなかったとならないように、「このデザインをしたデザイナーさんにお願いします」と伝えたら確実です。
【失敗ケース その2】トップページ以外のデザインの質が悪い
制作会社によってはトップページには力をいれているけれど、下層ページ(コンテンツページ)の質が悪い例もあります。効果を上げるには下層ページのデザインこそ大事です。
発注側も、つい顔であるトップページに目が行きがちですが、最近は下層ページこそどう作るべきかが重要で、新規ユーザーが流入するのも下層ページからのほうが増えています。
制作実績を見る場合は、必ずそのWEBサイトに行って下層ページも確認しましょう。また、原稿をそのまま流し込むだけなのか、リライティングやコピーライティングも含めた校正をしてくれるのかも確認してみましょう。
【失敗ケース その3】柔軟な対応をしてくれない
名刺を見てコンサルタント・営業・プロデューサー・ディレクターという肩書きの中には、WEB制作の経験者ではない人が混じっています。世の中の求人募集をみれば一目瞭然ですが、業界未経験の方を募集していることはよくあることです。その点は成長市場なのでしょうがないと思います。
ただ、社内での体制・フォローが十分でないことがあり、そういう場合にトラブルが起こりやすくなります。打ち合わせでの言った言わない、柔軟な対応をしれない、要望が通じない、など関係が悪くなったりする可能性があります。制作経験が豊富でコミュニケーション能力のあるデザイナーと直接話が出来ると間違いは無く安心です。
【失敗ケース その4】発注したもののデザイナーの顔が見えず、やりずらい
営業の方と打ち合わせを進めてそのまま発注した後、デザイナーが打ち合わせに来ない、顔が見えないという場合があります。営業の方を通してのみやり取りできないと細かな意図やニュアンスがデザイナーに伝わりにくく、なかなか意図したものが出てこなくなる場合があります。
また、できる/できないの話でトラブルになったり、作業スケジュールの都合で結局要望を受け入れてもらえない最悪の事態になる場合があります。
その他、ネットから申し込んだ後に、電話とメールでしか連絡をしてこないケースもあります。1からデザインするものではない機械的な流し込み作業なら良いのですが、デザインをする場合には、デザイナーとの意思疎通ができないとスムーズに進みません。
最低限SKYPEでも何でも良いのですが(個人的にはそれもあまり良くないのですが)、デザイナーと顔を合わせたやり取りが出来るかどうかは、お互いにスムーズに進められるかどうかにかなり影響してきます。必ず確認しましょう。
【失敗ケース その5】ページの下方に制作会社のリンクが入っていた
最近はほとんど見かけないのですが、地方の業者さんでまだありました。WEBサイトの下方に制作会社へのリンクを入れるケースです。契約書にそういう項目が含まれていないか確認しましょう。価格の面など何か特別な事情があるなら別ですが、発注側にとって何一つ良いことがありません。
さいごに
以上は比較的、相場より安く請け負っている業者さんに多いように感じます。もしかしたらするべきことを犠牲にして安く請け負ってしまっているのかもしれません。価格の安さだけを求めて選ぶと上記のようなことのほかに「こんなはずでは」と思うことも出てくるかもしれません。ただ、価格が高い業者さんでももちろん有り得ることです。
肝心なことは、価格で選ぶのではなく、また選ぶことを面倒くさがらず、発注前にWEBサイトの情報や打ち合わせでしっかり見極めましょう。最低限上記のような点に注意して頂くと仕事が少しはスムーズに進むかもしれません。
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